昔々、イギリスに語学留学していたことがあります。
ある授業で、当時学校近くにあったThe Body Shopの工場見学をしていた時のこと。何かの化粧品の製造ラインにさしかかったところで衝撃を受けました。この華やかな香りは一体なんだろう??
その正体は、ベルガモットなのでした。
とうに忘れていたベルガモットの思い出ですが、今日生のベルガモットの香りをかいであの時の記憶が鮮やかに蘇り、つい長々と前置きしてしまいました。
写真は大三島の島香房さんのベルガモットです。
育て始めてやっと実ったものだそう。
ベルガモットの果実を手にするのは初めてです。
さて、この貴重な果実をどうしよう?
悩んだ末、皮と果汁をお砂糖で煮詰めてシロップにしてみました。
作っている最中からあのベルガモットの華やかな香りが部屋中に満ちて幸せでした。
ベルガモットの香りといえは、紅茶のアールグレイの香り付けでよく知られます。
出来上がったシロップは、紅茶に加えれば自家製アールグレイに。
お湯で割ればホットレモンならぬホットベルガモットに。
しばらくベルガモットのフレッシュな香りの幸せをかみしめます。