先週末、1泊2日の弾丸スケジュールで東京へ出張してきました。
半年ぶりの東京でしたが、街を歩けばまるで昨日までいたように不思議と懐かしいという感じもなく、、、なのでしたが。
渋谷メトロの高速エレベーターにひっくり返りそうになったり、友人の歩く速さに驚いたりと、気づかないうちに今治仕様になっている自分を感じました。
さて、今回の出張の目的は2つ。
1つは、古代柑橘と言われる「橘」の蒸留体験のセミナーに出席すること。
自由が丘のグリーンフラスコさんで開催されたこのセミナー、なかなか渋いテーマだと思いましたが人気講座らしく、定員の8名はすぐに埋まり、私が最後の申込者だったようです。
橘といえば、お雛様の「左近の桜・右近の橘」であったり、『古事記』や『日本書紀』『万葉集』にも登場するなど歴史は古く、「古代柑橘」と言われる所以はそこにあります。
セミナーでは、そんな橘の歴史的背景を伺いながらの果皮の蒸留とローション作りから、そして柑橘の芳香成分の化学的な特徴、各地の橘に関する地域おこしの事例まで、幅広く内容の濃いものでした。
橘精油を使ったシャンプーなど
果皮を蒸留してわずかに抽出された橘の果皮の精油
古代の人々は橘を果物として食するというよりは、花の香りに魅せられたようで、万葉集でもいくつも歌に歌われているのが印象的でした。
橘はやはり柑橘ですから、ネロリに似た素晴らしい香りがするんだそうです。
橘の花で腕輪を・・・なんていう歌もあるとか。
ロマンチックですね。
完成した橘ローションと橘の果皮のジャム
柑橘王国・愛媛では、豊富な柑橘の種類を生かした精油作りをしている会社が何社かあります。
ですが、こうした「古代柑橘」といった切り口で地域おこしをする事例は聞いたことがありません。
今治にも橘が自生しているなら、調べてみたいものです。
そうそう、出張のもう一つの目的は、ハーブとアロマの専門家にお会いすること。
今治でアロマセラピーを行っていく上であるアイデアがあり、その相談をさせていただいたのでした。
詳しくはお話しできませんが、「そっちなのか(笑)」という意外なアドバイスをいただいたり、なぜかゆるキャラ・バリィさんの話で盛り上がったり(そこか。笑)。
そんな弾丸ツアーでしたが、空き時間を狙って両親と父の日ランチをしたり、友人とお食事したり、、はるばる東京まで行った甲斐のある、実りある出張となりました。
今後に繋げていけるきっかけが、いくつか見つかったような気がします。
早くも今年も後半戦に突入します。
限られた時間のなかで、狙いを定めて動いて行かねばなぁと感じた、東京出張なのでした。
自由が丘のLISETTEさんにて、岩塩をつけながらいただく濃厚チーズケーキ。これは今治にはない味